”パン粉でサビキ”　波止のカゴ釣りに最適な撒き餌です！

実釣検証４回を重ねて、確かな手応えを感じました。

８月２１日（水）の早朝、和歌山マリーナシティへ４度目の実釣検証へ出掛けて来ました。パン粉でサビキの集魚効果の素晴らしさを実感し、更に他の釣法への応用へ繋げるヒントとするべく、現場での調査を重ねなければなりません。

サビキ釣りは「釣りへの入口」で、楽しさを感じるワンステップです。

なぜ”パン粉でサビキ”を開発しようと考えたのは、アミエビの欠点を無くして良い点だけを抽出できる餌は出来ないだろうか？ほぼ無臭で集魚効果が得られるなら、ルアー感覚の波止の餌釣りが可能になり、アミエビが苦手で釣りから離れてしまった層や、これからサビキ釣りを体験する人々を虜に出来るのでは？と思い製品化に取り組みました。ファミリー層や初心者にオススメの釣りがサビキ釣りなら、この釣りの快適性を追求することが肝心ではないでしょうか。

楽しさが増幅する波止のカゴ釣りは「釣りの沼への入口」で、面白さを体現するステップアップです。

サビキ釣りより少しテクニックが必要で、釣れる魚種が増えてサイズも上がるのがカゴ釣りです。飛距離や棚などの範囲が広がり、刺し餌も使用しますのでエサ取りへの対応など、覚えることも増えます。しかし、このテクニカルな事が釣りの面白さと楽しさなのです。釣りの技法を習得する度、釣りの世界が広がり”沼”にハマっていきます。そんなカゴ釣りですが、この釣りも撒き餌にアミエビやオキアミの砕いたモノを混ぜるので、匂いや汚れにストレスを感じる人も存在します。パン粉でサビキを使用することで、かなりのストレスが軽減されます。ただ、釣果がどうなるのかという疑問が出ます。だからこそ、実釣を重ねる事が重要なのです。

集魚効果が高い事は、諸刃の剣なのです！

マリーナシティ４回目の実釣も、早朝から頑張ります。夜明けと同時に竿出しできるように準備し、明るくなると同時に一投目をスタートします。３頭目までは、棚を１０メートル程と、深めで攻めます。早くも、刺し餌が残ってきません。棚を１メートルづつ上げて、状況をみます。カゴまでの棚５メートルの所で、ウキにアタリがで出します。６時前、遂にウキが海中に消えました。気持ち良い引きで、アイゴが釣れました。この魚は力強い引きが魅力で、生命力溢れる抵抗力には驚くばかりです。毒針が有るので注意が必要ですが、食味も抜群の魚ですので、大好きな魚です。その後もエサ取りが激しく、アタリもないのに空針で返ってきます。集魚効果が抜群なのも素敵ですが、エサ取りには悩まされます。

「小針の小餌」は、テクニカルな格言です。

波止のカゴ釣りを覚えた頃、和歌山北港魚つり公園をホームグラウンドにしていました。そこで先輩釣師に教えてもらったのが、エサ取りの多い時に対応する一つとして「小針の小餌」です。そこで、チヌ針２号からグレ針３号に変更し、刺し餌のオキアミも小さなものを選んで、棚も３メートルと浅めにして再スタート。すると、スーッとウキが海中に消え去ります。一発で答えが出ました。格言は凄いと心で叫び、アワセを入れます。気持ち良い引きでアイゴ。打ち返すと、またまたウキが消えます。今度はチャリコです。その後、アイゴを２匹追加して、小休止です。真夏の釣りは熱中症予防の為、無理は禁物です。トイレタイムのついでに自販機で大好きな「力水」を購入して、体力の回復をはかります。暑い夏に最適な飲み物で、元気が出ますね♪

針のサイズは臨機応変で！

休憩時間を８時半に終了し、後半戦スタートです。相変わらずの餌取りですが、そんな中にウキが出たり入ったりした後に消えます。明らかにアジのアタリです。軽めのアワセを入れて、やり取り開始です。アジの口切れを意識し巻きます。かなりの重量感があり、良型の予感です。しかしながら、ウキが見えた時に針ハズレです。グレ針２号では仕方ありません。直ぐに上の針をチヌ針２号に変更し、投入します。続けざまに２匹のマルアジが釣れました。その後、９時過ぎに小型のアイゴを追加し、暑さに負けて９時半に納竿です。